どういう所?
東京都江東区森下駅から程近い、元たばこ屋の小さなリトグラフ版画工房。
人が3人も入れば窮屈になってしまう程度のスペースに、小さな古いプレス機が一台。
最低限のリトグラフ制作環境です。
リト版房 沼とは
リトグラフ版画工房 沼 の略ですが、またちょいとばかり抜けた所があるというお気楽な感じを表しているとも言えます。
沼は私の好きなフランス映画「クリクリのいた夏」(フランス語原題:Les Enfants du marais、沼の子供たち)からもらいました。この映画に出てくるおっさんたちの様に遊び=生きると言うような場所に出来たらなと思い名付けました。
当工房は通常のリトグラフ版画というより、どちらかというと言うと印刷寄りのリトグラフと言えるかも知れません。というのも、最近力を入れているのがオフセット印刷用に使われているPS版に紫外線によって焼き付けを行い刷り上げる方法だからです。
通常の方法とは、200年くらい前にドイツ人ゼネフィルダーが発明した、石灰石に水と油が吸着する所を作りインクを乗せて刷るというもので、木版や銅板のように凸凹の立体面を作らず、化学反応を利用した印刷技術です。
あっリトグラフとはギリシャ語で石という意味です。皆さんが知っているスマホなどのバッテリーのリチウムもこれから来ています。
石板のリトグラフは炭酸カルシウムの重たい石を使用していましたが、最近は同じような物質的性質を持ち、かつ軽いアルミニウムを使用しています。これが現代の美術リトグラフ版画の主流といえます。
この方法は油分の量、酸やアルカリ、温度、反応の時間など、実に複雑な要素が絡み合う、奥深い版画でして、思いのままに表現できるまでにかなりの精錬を必要とします。苦労はしますが、その分、自分の作品に自然の不確定要素を溶け込ませる事ができてユニーク度が増します。故に美術、芸術にマッチしています。
一方、商業印刷技術は日々、効率化をコスト安、運用の簡便さ、環境対策などを求められて来たので、この200年で随分進化してきました。現在の主流はオフセット印刷です。これは要するに版に直接紙を当ててするより、ゴムのように柔らかいものに一度インクを移してからハンコのように紙に写した方がきれいに刷れ、かつ大量に刷れる印刷技術です。そしてもう一つ重要なのが写真製版です。画像を手で書き写すのではなく、画そのものをいかに楽に転写する事に人類はずっと格闘してきました。初期は光と化学触媒を使っていましたが、最近は極小のレーザーで樹脂を焼いていくデジタル製版が主流となりました。
PS版です。アルミを最初から水を寄せ付け油をはじく性質に加工したものに、インクが乗る樹脂を薄く塗布したものです。その樹脂み親水面のアルミがむき出しなるように、レーザーで細かく焼いてゆきアルカリ溶液でレザーが当たった所を洗い流し、残った樹脂にインクを乗せて刷るという印刷方法です。
当工房では主に、トレーシングペーパーとコンビニコピーなどを使った版下(下絵)をPS版に転写して刷る手法をとって言います。
フォトショップなどで、CMYK(青、マゼンダ、黄色、黒)に色を分け、それを版に転写する事ができるので、カラフルな写真でも印刷できます
作品制作のお手伝いはしますが、私は刷り師ではありませんので作品のクオリティーの保証は致しかねます。
ただし新しい試みや実験は大好きなので、いろいろと新技術を取り入れていきたいと思います。
事業所名 ダイナミックサイクル
リト版房 沼 主催 濱中 大作
リト版房 沼 主催 濱中 大作
福岡県生まれ
高校卒業後 フランス、ルーアン市立美術学校に1年間留学
2010年 原宿、版画工房ザボハウスにてリトグラフの基礎を学ぶ
2012年頃からアニメーションを作り始める。
2016年位から3Dグラフィックの勉強を始める。
高校卒業後 フランス、ルーアン市立美術学校に1年間留学
2010年 原宿、版画工房ザボハウスにてリトグラフの基礎を学ぶ
2012年頃からアニメーションを作り始める。
2016年位から3Dグラフィックの勉強を始める。
2016年~ 桑沢デザイン研究所 リトグラフ非常勤講師
個展
2018年 12月 版画工房 沼にて 音速のシャリ 光速のネタ 遍在のナミダ 展
2015年2月 東京銀座「巷房」にてアニメーション作品「パルナス閣下のいとも憂鬱なるレシピ」展
2014年1月 東京銀座「巷房」にてリトグラフ作品展「神廟の慮外」展
2013年2月 東京銀座「巷房」にてリトグラフ作品展「楽園の物議」展 ならびにアニメーション「湖畔の永劫回帰鳥」上映
2009年6月 渋谷区UPLINKギャラリーにて「異郷の数秒」展
2007年 福岡県北九州市立美術館にて「枕河の舫」展 2007年07月03日(火)~2007年07月08日(日)
2005年 福岡県水巻図書館ギャラリー個展
2004年 福岡県水巻図書館ギャラリー個展
2001年 東京仙川 『濱中大作ペン画展』(TINY CAFE)6月28日(木)
2018年 12月 版画工房 沼にて 音速のシャリ 光速のネタ 遍在のナミダ 展
2015年2月 東京銀座「巷房」にてアニメーション作品「パルナス閣下のいとも憂鬱なるレシピ」展
2014年1月 東京銀座「巷房」にてリトグラフ作品展「神廟の慮外」展
2013年2月 東京銀座「巷房」にてリトグラフ作品展「楽園の物議」展 ならびにアニメーション「湖畔の永劫回帰鳥」上映
2009年6月 渋谷区UPLINKギャラリーにて「異郷の数秒」展
2007年 福岡県北九州市立美術館にて「枕河の舫」展 2007年07月03日(火)~2007年07月08日(日)
2005年 福岡県水巻図書館ギャラリー個展
2004年 福岡県水巻図書館ギャラリー個展
2001年 東京仙川 『濱中大作ペン画展』(TINY CAFE)6月28日(木)
グループ展
2019年 12月 カルペディエムの沼
2017年 12月 石板を丸呑みにする回転木馬 展 濱中&NIL
2014年 12月 冬のハンズボン映像展 gallery COEXIST-TOKYO EARTH+GALLERY
2014 ハンガリアン2 4月「Keyword」目白ブックギャラリーポポタム
2013年 9月 第1回 次世代アーティストイレブン展 かさぎ画廊 鎌倉
2013年 8月 幻灯の八月 ~真夏の夜シカ~ ウレシカ
2011年 ZINE’S MATE, The Tokyo Art Book Fair, 2010
2011年 神奈川県秦野市 マメ版画まつり 5/1〜5/30
2011年 池袋 ブックギャラリーポポタムにて EX-LIBRIS BOOK METRO 1/12〜1/26
2010年 神田art3331 THE TOKYO ART BOOK FAIR 2010は、7月30日(金)〜8月1日(日)
2010年 神保町 文房堂にて「蔵書票展 Ex-libris Ex-press」展
2009年 福岡県 表現郷2009 8月17日(月)~9月19日(日)表現郷2009 8月17日(月)~9月19日(日)
2009年 金沢市 ギャラリーアート・コンセプト「本にまつわるアート展」 10月31日(土)~11月4日(水)
2009年 ZINE’S MATE, The Tokyo Art Book Fair, 2009 7/10(金)~12(日)
2008年 北九州市門司 Ⅲ「私の好きな中也の詩」
2007年 二人展 ウマイナナク 小倉VAKANT
2003年 銀座月光荘 ともがらてん 福永 佳代子と共に二人展 1/27〜2/2
2000年 ベニカエース展 原宿デザインフェスタ
2017年 12月 石板を丸呑みにする回転木馬 展 濱中&NIL
2014年 12月 冬のハンズボン映像展 gallery COEXIST-TOKYO EARTH+GALLERY
2014 ハンガリアン2 4月「Keyword」目白ブックギャラリーポポタム
2013年 9月 第1回 次世代アーティストイレブン展 かさぎ画廊 鎌倉
2013年 8月 幻灯の八月 ~真夏の夜シカ~ ウレシカ
2011年 ZINE’S MATE, The Tokyo Art Book Fair, 2010
2011年 神奈川県秦野市 マメ版画まつり 5/1〜5/30
2011年 池袋 ブックギャラリーポポタムにて EX-LIBRIS BOOK METRO 1/12〜1/26
2010年 神田art3331 THE TOKYO ART BOOK FAIR 2010は、7月30日(金)〜8月1日(日)
2010年 神保町 文房堂にて「蔵書票展 Ex-libris Ex-press」展
2009年 福岡県 表現郷2009 8月17日(月)~9月19日(日)表現郷2009 8月17日(月)~9月19日(日)
2009年 金沢市 ギャラリーアート・コンセプト「本にまつわるアート展」 10月31日(土)~11月4日(水)
2009年 ZINE’S MATE, The Tokyo Art Book Fair, 2009 7/10(金)~12(日)
2008年 北九州市門司 Ⅲ「私の好きな中也の詩」
2007年 二人展 ウマイナナク 小倉VAKANT
2003年 銀座月光荘 ともがらてん 福永 佳代子と共に二人展 1/27〜2/2
2000年 ベニカエース展 原宿デザインフェスタ